リーダーが押さえておくべき、“リスクマネジメント”の原理・原則

2015年1月18日

・リーダーは「危機管理」について、細心の注意が必要。

・最悪を予想し、準備を徹底することが大事。

・些細な事を見逃さない。

リーダーは「危機管理」について細心の注意が必要。

組織では、予定通りに物事が進むことばかりでは無く、

上手く行かないことや、問題が起こることが多々あります。

 

そのような場面で

リーダーとして、どんな取り組みをしておけばいいのか。

 

何かことが起こってからでは無く、

事前に予測し、万全の準備をしておくことで、

チームとして、

最高のパフォーマンスを発揮することができる

ポイントをお伝えします。

 

 

最悪を予想し、準備を徹底することが大事。

 

「最低・最悪の状態を予測し、最高の準備でのぞみ、楽観的に対応する」

私は、師事している「原田隆史」先生より、

危機管理の法則として、

上記のようにに教えて頂きました。

 

ほとんどの人が、

「何とかなるだろう」

という楽観的な意識で物事に取り組みんでしまうので、

何かトラブル等が起きると、

 

「これは困った」

「どうしたら良いだろう」

 

と、悲観的な対応に追われてしまいます。

 

そうでは無く、

大事なことは、

いかに“先に問題点を予想し、解決策を準備できるか”が大事なのです。

 

個人でも、チームでも、

 

「準備を徹底する」

 

ことが、「リスクマネジメント」の一番大事なポイントなのです。

 

「プロは、悲観的に考え、万全の準備をし、楽観的に対応する」
「アマチュアは、楽観的に考え、準備を怠り、悲観的な対応に追われる」
(原田隆史)

 

徹底した“準備”こそが、リーダーとして、
チームをまとめる、

大事なリスクマネジメントのポイントなのです。

 

些細な事を見逃さない。

「1件の重大な事故・災害の背後には、29件の軽微な事故・災害があり、その背景には300件の異常がある」

という「ハインリッヒの法則」も、

リーダーが押さえておくべき、大事なポイントです。

ハインリッヒの法則

上の図のように、

“1”つの「重大な事故」には、

“27”の「軽微な事故」があり、

“300”の「ヒヤリ・ハッと」した潜在的な失敗や異常が生まれているのです。

 

形として感じられる“27”の軽微な事故の裏には、

“300”もの潜在的な失敗や異常が生まれているのです。

 

リーダーは、

この些細な事に感じる

「潜在的な失敗や異常」を見逃さず、

徹底的に荒みを除去することが、何より大事なのです。

 

「これぐらい、良いだろう」

という油断が、大きな事故につながるのです。

 

では、荒みを見逃さないには、

どんなポイントを意識して見れば良いのでしょうか。

 

リーダーが観るポイントは、次の「3つ」です。

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・時を守り(時間を守る、終わりもきちんと、相手の時間も大切に)

・場を清め(整理整頓、掃除、しつけなど)

・礼を正す(挨拶、返事、感謝の言葉“ありがとう”など)

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これは、

「組織再建の3原則」

とも呼ばれていて、

この3つが出来ていれば、組織は間違いなく、良い方向へ進んでいきます。

 

リーダーは、

最低、最悪を予測し、

最善の準備で“楽観的”に臨む姿勢が大切です。

荒みを見逃さずに、

普段から良いムードを意識することを大切にしましょう。