・リーダーは“褒める”と“叱る”は、バランスが大切だと知っておくこと。
・理想のチームを作るには、リーダーは「6:1」を意識する。
・やはりリーダーは「叱る」ことができないといけない。
リーダーは“褒める”と“叱る”は、バランスが大切だと知っておくこと。
「褒めたほうが良いですか、叱ったほうが良いですか」
こんな質問を、
教師時代はもちろん、
独立して社会人の教育にあたるようになってからも、
受けることが多いです。
褒めること(ポジティブなコミュニケーション)は、とても大事なことですが、
それだけで人は成長することはありません。
叱ること(ネガティブなコミュニケーション)に抵抗があるリーダーも多いですが、
相手の成長を願えば、
叱ることはとても大切なことなのです。
ここで特に大切なことは、
「褒める」と「叱る」の“バランス”だということです。
面白い実験結果があり、
褒めると叱るの割合が、
【3:1】
を越え始めた時に、チームは活性化し、
成果を出しはじめるのです。
【3:1】
が、チームを活性化させる大事なラインであり、
これを「ロサダライン」と呼びます。
“叱る”ことはとても大事なことですが、
やはりネガティブな感情がついて回ることは間違いありません。
その感情を打ち消すためには、
約“3倍”の「褒める」(≒ポジティブ)なコミュニケーションが必要になるのです。
理想のチームを作るには、リーダーは「6:1」を意識する。
とある工場では、
褒めると叱るの割合が、
「3.56:1」
にまで向上したところ、
業績が“40%”改善された事例もあります。
ここで大切なことは、
「叱る」という“ネガティブ”なコミュニケーションは、
計画的にするわけでは無いということです。
「Aさんを、今日は3回叱っておこう」
ということは無く、
何か問題点が起きてから、
叱るコミュニケーションは生まれてくるということなのです。
だからこそリーダーは、
普段から意識して多くの
「褒める」ポジティブコミュニケーションを、
取るようにしなくてはいけないのです。
そして、
理想のチームを作るには、
褒めると叱るの割合が、
【6:1】
を越えること。
“6:1”を越えることで、
チームは活性化し、大きな成果を出すようになるのです。
・やはりリーダーは「叱る」ことができないといけない。
最後に大切なことは、
リーダーは「叱る」ことができないといけない
ということです。
「3:1」にしろ、
「6:1」にしろ、
叱るというネガティブなコミュニケーションは、
絶対に欠かせないからです。
叱ることは、
相手の成長を願って、改善点を伝えることです。
成果を出すチームには、
必ずこの叱る文化があります。
“ピリッ”とした空気感が必ずあるのです。
リーダーは、
「褒める」ポジティブなコミュニケーションを
普段から“たくさん”出し、
そして、
ここぞという場面では、
相手の成長を願って「叱る」ことが重要なのです。
常に、
チーム内での、
褒めると叱るのバランスを、
「3:1」を越え、「6:1」を目指せるように、
意識して行動していきましょう!