リーダーが知っておくべき、“褒める”と”叱る”の「バランス」

2015年1月8日

・リーダーは“褒める”と“叱る”は、バランスが大切だと知っておくこと。

・理想のチームを作るには、リーダーは「6:1」を意識する。

・やはりリーダーは「叱る」ことができないといけない。

 

リーダーは“褒める”と“叱る”は、バランスが大切だと知っておくこと。

 

「褒めたほうが良いですか、叱ったほうが良いですか」

 

こんな質問を、

教師時代はもちろん、

独立して社会人の教育にあたるようになってからも、

受けることが多いです。

 

褒めること(ポジティブなコミュニケーション)は、とても大事なことですが、

それだけで人は成長することはありません。

 

叱ること(ネガティブなコミュニケーション)に抵抗があるリーダーも多いですが、

相手の成長を願えば、

叱ることはとても大切なことなのです。

 

ここで特に大切なことは、

「褒める」と「叱る」の“バランス”だということです。

 

 

面白い実験結果があり、

褒めると叱るの割合が、

【3:1】

を越え始めた時に、チームは活性化し、

成果を出しはじめるのです。

 

【3:1】

が、チームを活性化させる大事なラインであり、

これを「ロサダライン」と呼びます。

 

“叱る”ことはとても大事なことですが、

やはりネガティブな感情がついて回ることは間違いありません。

 

その感情を打ち消すためには、

“3倍”の「褒める」(≒ポジティブ)なコミュニケーションが必要になるのです。

 

理想のチームを作るには、リーダーは「6:1」を意識する。

 

とある工場では、

褒めると叱るの割合が、

「3.56:1」

にまで向上したところ、

業績が“40%”改善された事例もあります。

 

ここで大切なことは、

「叱る」という“ネガティブ”なコミュニケーションは、

計画的にするわけでは無いということです。

 

「Aさんを、今日は3回叱っておこう」

ということは無く、

何か問題点が起きてから、

叱るコミュニケーションは生まれてくるということなのです。

 

 

だからこそリーダーは、

普段から意識して多くの

「褒める」ポジティブコミュニケーションを、

取るようにしなくてはいけないのです。

 

 

そして、

理想のチームを作るには、

褒めると叱るの割合が、

【6:1】

を越えること。

 

“6:1”を越えることで、

チームは活性化し、大きな成果を出すようになるのです。

 

 

・やはりリーダーは「叱る」ことができないといけない。

 

最後に大切なことは、

リーダーは「叱る」ことができないといけない

ということです。

 

「3:1」にしろ、

「6:1」にしろ、

叱るというネガティブなコミュニケーションは、

絶対に欠かせないからです。

 

叱ることは、

相手の成長を願って、改善点を伝えることです。

 

成果を出すチームには、

必ずこの叱る文化があります。

“ピリッ”とした空気感が必ずあるのです。

 

リーダーは、

「褒める」ポジティブなコミュニケーションを

普段から“たくさん”出し、

そして、

ここぞという場面では、

相手の成長を願って「叱る」ことが重要なのです。

 

常に、

チーム内での、

褒めると叱るのバランスを、

「3:1」を越え、「6:1」を目指せるように、

意識して行動していきましょう!