リーダーとしてやるべきことは、決意を新たにするのではなく、“具体的行動を変える”こと。

2015年5月2日

・リーダーとして、伸び悩んでいるのであれば、”行動を変える”こと。

・決意を新たにするだけでは、現状を打破できない。

・人生を変える”3つの方法”とは。

 

・リーダーとして、伸び悩んでいるのであれば、”行動を変える”こと。

 

リーダーとして、チームのメンバーのことを考え、日々一生懸命取り組んでいても、何か“上手くいかない”“伸び悩んでいる”と感じる場面もあるかもしれません。

チームの成果は、リーダーの成長に懸かっていると思えば思うほど、上手くいかない現状に、悩むことも多いかもしれませんね。

 

そのような時に、リーダーは「よし、明日から気持ちも新たに頑張るぞ!」というのも大切ですが、実は気持ちを新たにしただけでは、ほとんど何も変わらないのです。

 

目的や目標などのビジョンを考えることはとても大切なことです。

このブログでもビジョンを考える重要性については、何度もお伝えしてきました。

しかし、

ビジョンを考え、決意を新たにするだけでは、“結局上手くいかずに元通りになってしまう”ということは、非常に多い失敗のパターンなのです。

 

・決意を新たにするだけでは、現状を打破できない。

 

では、どうすれば良いのでしょうか。

それは、“やるべき具体的行動を明確にする”ことが重要なのです。

 

私が教師時代、クラブの指導をしていて際、このような場面に多く出会いました。

生徒が大会で思ったような結果が出ず、生徒と大会の振り返りをしていた時に、成果が出ない生徒はこのような言葉を口にするのです。

 

「次こそ頑張ります!」

 

気持ちはとても素晴らしいですが、次の大会に向けて、何をどのように、どれぐらい行動するのかは何も伝わってこないのです。

そもそもこのような場合、本人はほとんど何も考えていません。

 

そこで私は、

 

「頑張るというのは、何をどれぐらい、どのように頑張るの?」

 

と質問します。

 

ほとんどの生徒は、ここで明確な答えを答えることができないのです。

それは、

“やるべき行動が明確で無い”

からなのです。

 

成果を出すために、私たちがすべきことは、気持ちを新たにすることでは無く、行動を具体的に変えていくことなのです。

 

・人生を変える”3つの方法”とは。

 

経営コンサルタントの「大前研一」氏は、人生を変える方法は次の3つしかないと言っています。

 

1番目は時間配分を変える。

2番目は住む場所を変える。

3番目はつきあう人を変える。

この3つの要素でしか人間は変わらない。

最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

(大前研一)

 

人は、“環境”に大きく影響を受ける生き物です。

自分のビジョンに対し、どれぐらい具体的に考え、労力を注ぎ込んでいるのかが、成果として表れてくるのです。

 

時間配分であれば、やはり、“成果に直結する行動に、一番時間を費やすべき”です。

一日を振り返り、何にどれぐらいの時間を使っているかは、毎日確認すべき、とても大切なポイントなのです。

 

私は、「日誌」という方法で、毎晩その日の振り返りと、明日の一日の流れをマネージメントしています。

時間は誰にも平等であり、そして一番大切な資源です。

自分のビジョンの実現に、どれだけ重要なものに時間をつかえているか。

ぜひ、皆さんの時間の使い方を見直してみてください。

これは非常に重要なポイントですよ。

 

そして、住む場所を変える、付き合う場所を変えるというもの非常に大切だと感じます。

住む場所はなかなか難しいことではありますが、私のお勧めは“勉強会に参加する”ことです。

できれば、自分が参加するのにちょっとレベルが高いなと感じるぐらいがお勧めです。

 

人が成長しないのは、結局”現状に満足しているから”です。

 

厳しい意見がもらえる。

真剣に頑張らないと恥ずかしい。

絶対に負けたくない。

 

そのような環境に身を置くことが、皆さんがリーダーとして、一歩成長するきっかけになるはずです。

 

決意を新たにするのも良いですが、それで“一体みなさんは何をするのか”を、今一度自分自身に問いてみてくださいね。

具体的な行動からしか、成長・成果は生まれませんからね。

 

皆さんの具体的な”一歩”を楽しみにしていていますよ!