リーダーは“士気”を高めろ!

2015年2月4日

・リーダーは、常にチームの“士気”を高めることが求められる。

・場のエネルギーを高めることが、リーダーの役目。

・不機嫌な態度が、チームのパフォーマンスを下げる。

・リーダーは、常にチームの“士気”を高めることが求められる

リーダーがやるべき仕事には、タスク管理や時間マネージメントなど、多くの仕事があります。

その中で、私が非常に大切だと感じるのは“士気”を高めるということです。

「モチベーション」と言っても良いかも知れません。

 

スポーツでも、ビジネスでも、成果を出すチームには共通のムードがあります。

それは“士気”が高い=チームのエネルギーが高いのです。

 

どんなチームでも、メンバーの“士気”が高く、エネルギーに満ちあふれていれば、まず目標は達成されるのです。

失敗するのは、「ま、良いか」「やらなくても良いんじゃない」など、士気が低下し、チームのエネルギーが下がっていることが原因なのです。

 

・場のエネルギーを高めることが、リーダーの役目

 

行動量は、エネルギーの量に比例します。

成果を出そうと思えば、多くの行動が必要になりますが、行動するには“エネルギー”を必要とします。

しかし、エネルギーが低いチームでは、すぐにエネルギーが枯渇するので、行動量が増えず、成果に結びつかないのです。

 

だからこそ、リーダーはエネルギーを常にチームに与え、“士気を高める”ことが必要となります。

 

ではどうしたらチームの士気を高められるのか?

 

ここでは、大事なポイントを“一つ”お伝えします。

それは、

・リーダーが一番、熱狂しろ!

ということです。

 

周囲のモチベーションを高める最良の方法は、オレ自身のモチベーションが高まっていることだと思う。いろいろなことを試し、失敗もしたが、その方法がチーム内のモチベーションを高める最善の原動力だった。(モウリーニョ)

 

リーダーは、客観的な視点や冷静な判断ももちろん重要です。

しかし、チームの一員として戦っているという視点を忘れてはいないでしょうか。

 

上記の言葉は、サッカープレミアリーグで常勝チームを作り、最高の指導者の呼び声も高いモウリーニョ監督の言葉です。

プロのサッカーチームでさえ、モチベーションを高め、試合に臨まなければ、思ったような結果を出すことは難しいということを感じさせてくれます。

 

具体的に皆さんにお伝えしたい行動は、“喜びを爆発させる”ということです。

チームのメンバーが成果を出したら、“思いっきり喜んで”あげて下さい。

ほとんどのリーダーは、この姿勢が足らないのです。

 

「良く頑張ったな!」

「行動目標を、予定期日までにしっかりできて素晴らしい!!」

「契約取れて良かった!成長の証だね!」

 

など、表情や身体全体を使って“相手が驚く”ぐらいに喜ぶことがリーダーとして、とても重要な姿勢なのです。

私も教師時代に、陸上競技部を率いて試合に臨んだ時などは、声の限りに応援し、ガッツポーズをして“身体全体”で喜びを表現していました。

 

「あまり喜ぶと、調子に乗るのでは無いか」

という方もいますが、そんなことはありません。

 

むしろ、良い行動であれば、調子に乗ったほうが人は成果が出るのです。

 

リーダーの皆さんは、チームのメンバーの行動をしっかりと観て、どんどん喜びを伝えていって下さい。

 

・不機嫌な態度が、チームのパフォーマンスを下げる

 

最後に、リーダーとして“気をつけなければならない”態度をお伝えします。

それは、“不機嫌な態度”を取るということです。

 

不機嫌な姿勢を見せて、人を行動させようとするリーダーがいますが、人は萎縮していては存分に行動に移すことは難しいのです。

リーダーは、人を萎縮させることが目的では無く、目標へ向けて、存分に行動してもらうことが大切なのです。

 

そして、

ネガティブなムードはすぐに伝染します。

マイナスの影響力というのは、非常に強力なことを知らなくてはいけません。

 

人は“不安”になると、行動に移せません。

リーダーは安心して行動できる、エネルギー溢れるチームにするためにも、“不機嫌な態度”には気をつけなくてはいけないのです。

 

チームの士気を高め、メンバーが活き活きと活動できる“リーダーシップ”のために、リーダーであるあなたから、喜びを爆発させること。

ぜひ、実践に移していきましょう!