“継続する力”を身に付けることで、リーダーシップは向上する!

2015年8月25日

・継続するには“ポイント”がある

・なぜ、人は継続することが難しいのか

・継続するための“3つのポイント”

 

継続するには“ポイント”がある

 

「新しいことに取り組んでも、続かないんですよ」

 

このような悩みは、本当に多くの場所で耳にする悩みです。

 

「私は続けるのが得意です」

 

という方は、ほとんど会ったことが無いかもしれません。

しかし、世の中には、日々着実に継続して、、大きな成果を手に入れている人もいるのも事実です。

 

その差は一体どこにあるのか。

“根性”“気合い”が違うのでしょうか。

 

その違いをお伝えすると“続けるためのポイントを知っているか”ということなのです。

継続するには“やり方がある”ということを、まずは知ることが非常に重要なのです。

 

なぜ、人は継続することが難しいのか

では、なぜ人は継続することが苦手なのでしょうか。

 

実は、私は継続することが得意な方だと思っています。

決めたことに関しては、地道に取り組むことができるのですよ。

 

ここで、とても重要な視点をお伝えします。

なぜ、人は継続するのが難しいのかというと“継続することは難しいという視点に立っていない”からなのです。

私は幼少期の頃、「忘れ物チャンピオン」と担任の先生にあだ名をつけられるぐらい集中力が無く、何をしても続かない子供でした。

 

では、なぜそんな私が今は継続できるのか。

それは、“自分は継続することが苦手だ”という視点からスタートするからなのです。

私から見ると、ほとんどの人が“何となく”はじめてしまうので、途中で上手くいかなくなり、挫折してしまうんですね。

そうではなくて、始める前に「継続するための仕組みを作ってしまう」ことが、続けるための非常に重要なポイントなのです。

 

「継続することが苦手だ」

と思うのであれば、“続けるための準備を徹底する”ことが重要なのです。

 

継続するための“3つのポイント”

 

では、私が考える継続するための3つのポイントをお伝えします。

 

新しいことを始める時には、一つ捨てる

 

人のエネルギーには限りがあります。

1日24時間、活動できる時間はその中でも限られていますが、人は持っている資源を最大限に使おうとする習性があるのです。

この記事を読んでいる方で、「毎日暇でしょうがない」という方はいないのではないでしょうか。

 

人はどうしても、限界ギリギリまで人は活動しようとしてしまうものなのです。

その状態で、新しい取り組みを始めても、時間も無ければ、エネルギーも無い。

疲れてしまうので、「ま、いいか」と後回しになり続かなくなってしまう。

なので、何か新しいことを始める時には、一つ捨てる覚悟が大切です。

 

・ランニングを始めるので、夜の付き合いをやめる。

・新しい勉強を始めるので、テレビの時間を1時間削る

 

など、“Aをはじめるので、Bをやめる”という考え方が重要です。

このような考え方を「トレードオフ」と言いますが、「すべてを手に入れよう」という考え方では、落とし穴にはまってしまうのです。

 

小さなことから始める

 

人は成果をすぐにもとめるので、どうしても一気に物事に取り組もうとします。

しかし、継続することが重要な取り組みの場合、いきなり大きな取り組みをはじめても、続かないのです。

 

それは、人には変化を嫌う性質があるからなのです。

「恒常性」と言いますが、人は基本変化を嫌う生き物なのです。

 

なので、何か新しいことを始める時には、いきなり大きなことからはじめずに、小さなことからはじめることで、体がそれに慣れていくのです。

“小さな一歩を積み重ねる”

ことが、大きなことを成し遂げる大事なポイントなのです。

 

 

一人でやらない

 

特に重要なポイントが、この“一人でやらない”ということです。

多くの人が「自分一人で頑張ろう!」と思い、スタートするのですが、何かを継続するということは、それはそれは難しいのです。

 

私が教師時代に指導していたクラブの生徒は、3年間1000日「日誌」を書いていました。

お盆もお正月も休みなく、例外なく書き続けます。

 

書く量は大学ノート1ページ。

中には、2ページ、3ページと書く生徒もいます。

もちろん、日誌を書く意義や目的などは伝えますが、それだけですべての生徒が1000日間かける訳ではないのです。

 

では、なぜ生徒たちは1000日間書き続けることができるのか

それは私が、“毎日必ず日誌を見て、添削するから”なのです。

 

生徒たちが真剣に書いてきた日誌に、私も全力でコメントするのです。

「先生が毎日見てくれる」と思うからこそ、生徒たちは毎日毎日、眠い目をこすって書いてくるのです。

 

人は弱い生き物です。

一人では3日と続けることが難しいものです。
しかし、

誰かが見ていてくれている、待ってくれていると思えば、頑張れるのです。

 

・仲間を作って、取り組みを報告し合う

・コーチをつけて、進捗を確認してもらう

・コミットして、やらなくてはいけない状態に追い込む

 

など、「やらざるを得ない」状況にしてしまうことで、継続することができるのです。

そして、30日続けることで、取り組みが「習慣化」されていきます。

そのようにして、身に付けたい習慣をどんどん増やしていくことが重要です。

 

「継続力」を身に付け、成果を出せるリーダーシップを身に付けていきましょう!