・継続するには“ポイント”がある
・なぜ、人は継続することが難しいのか
・継続するための“3つのポイント”
継続するには“ポイント”がある
「新しいことに取り組んでも、続かないんですよ」
このような悩みは、本当に多くの場所で耳にする悩みです。
「私は続けるのが得意です」
という方は、ほとんど会ったことが無いかもしれません。
しかし、世の中には、日々着実に継続して、、大きな成果を手に入れている人もいるのも事実です。
その差は一体どこにあるのか。
“根性”や“気合い”が違うのでしょうか。
その違いをお伝えすると“続けるためのポイントを知っているか”ということなのです。
継続するには“やり方がある”ということを、まずは知ることが非常に重要なのです。
なぜ、人は継続することが難しいのか
では、なぜ人は継続することが苦手なのでしょうか。
実は、私は継続することが得意な方だと思っています。
決めたことに関しては、地道に取り組むことができるのですよ。
ここで、とても重要な視点をお伝えします。
なぜ、人は継続するのが難しいのかというと“継続することは難しいという視点に立っていない”からなのです。
私は幼少期の頃、「忘れ物チャンピオン」と担任の先生にあだ名をつけられるぐらい集中力が無く、何をしても続かない子供でした。
では、なぜそんな私が今は継続できるのか。
それは、“自分は継続することが苦手だ”という視点からスタートするからなのです。
私から見ると、ほとんどの人が“何となく”はじめてしまうので、途中で上手くいかなくなり、挫折してしまうんですね。
そうではなくて、始める前に「継続するための仕組みを作ってしまう」ことが、続けるための非常に重要なポイントなのです。
「継続することが苦手だ」
と思うのであれば、“続けるための準備を徹底する”ことが重要なのです。
継続するための“3つのポイント”
では、私が考える継続するための3つのポイントをお伝えします。
新しいことを始める時には、一つ捨てる
人のエネルギーには限りがあります。
1日24時間、活動できる時間はその中でも限られていますが、人は持っている資源を最大限に使おうとする習性があるのです。
この記事を読んでいる方で、「毎日暇でしょうがない」という方はいないのではないでしょうか。
人はどうしても、限界ギリギリまで人は活動しようとしてしまうものなのです。
その状態で、新しい取り組みを始めても、時間も無ければ、エネルギーも無い。
疲れてしまうので、「ま、いいか」と後回しになり続かなくなってしまう。
なので、何か新しいことを始める時には、一つ捨てる覚悟が大切です。
・ランニングを始めるので、夜の付き合いをやめる。
・新しい勉強を始めるので、テレビの時間を1時間削る
など、“Aをはじめるので、Bをやめる”という考え方が重要です。
このような考え方を「トレードオフ」と言いますが、「すべてを手に入れよう」という考え方では、落とし穴にはまってしまうのです。
小さなことから始める
人は成果をすぐにもとめるので、どうしても一気に物事に取り組もうとします。
しかし、継続することが重要な取り組みの場合、いきなり大きな取り組みをはじめても、続かないのです。
それは、人には変化を嫌う性質があるからなのです。
「恒常性」と言いますが、人は基本変化を嫌う生き物なのです。
なので、何か新しいことを始める時には、いきなり大きなことからはじめずに、小さなことからはじめることで、体がそれに慣れていくのです。
“小さな一歩を積み重ねる”
ことが、大きなことを成し遂げる大事なポイントなのです。
一人でやらない
特に重要なポイントが、この“一人でやらない”ということです。
多くの人が「自分一人で頑張ろう!」と思い、スタートするのですが、何かを継続するということは、それはそれは難しいのです。
私が教師時代に指導していたクラブの生徒は、3年間1000日「日誌」を書いていました。
お盆もお正月も休みなく、例外なく書き続けます。
書く量は大学ノート1ページ。
中には、2ページ、3ページと書く生徒もいます。
もちろん、日誌を書く意義や目的などは伝えますが、それだけですべての生徒が1000日間かける訳ではないのです。
では、なぜ生徒たちは1000日間書き続けることができるのか。
それは私が、“毎日必ず日誌を見て、添削するから”なのです。
生徒たちが真剣に書いてきた日誌に、私も全力でコメントするのです。
「先生が毎日見てくれる」と思うからこそ、生徒たちは毎日毎日、眠い目をこすって書いてくるのです。
人は弱い生き物です。
一人では3日と続けることが難しいものです。
しかし、
誰かが見ていてくれている、待ってくれていると思えば、頑張れるのです。
・仲間を作って、取り組みを報告し合う
・コーチをつけて、進捗を確認してもらう
・コミットして、やらなくてはいけない状態に追い込む
など、「やらざるを得ない」状況にしてしまうことで、継続することができるのです。
そして、30日続けることで、取り組みが「習慣化」されていきます。
そのようにして、身に付けたい習慣をどんどん増やしていくことが重要です。
「継続力」を身に付け、成果を出せるリーダーシップを身に付けていきましょう!