・リーダーにとって、一番大切な資質は「真摯さ」である。
・リーダーとして、気を付けるべき“6つの姿勢”
・リーダーにとって、一番大切な資質は「真摯さ」である
ドラッガーは、リーダーにとって、一番大切な資質は「真摯さ」だと述べています。
リーダーシップとは、生まれつきのものでは無く、いかに学び、自分自身を高めていけるかが重要なのですが、その際に、自分自身を高めるとても重要な資質が「真摯さ」なのです。
「そんなことはもう知っている」
「俺の言うとおりにやればいいんだ」
「あいつらは、ダメなやつばかりだ」
という、傲慢で自己中心な姿勢では、どんなに素晴らしい知識を持っていたとしても、チームを成果へ導くことはできないのです。
何度もこちらのブログでもお伝えしていますが、「何を伝えるかよりも、誰が伝えるか」が非常に重要なのです。
・リーダーとして、気を付けるべき“6つの姿勢”
ここでは、
リーダーとして、気を付けるべき“6つの姿勢”について、お伝えします。
・人の弱点ばかりが目に付く人
人は、良い面もあれば、苦手な面もあります。
リーダーはそんなメンバーをいかにまとめ、チームのビジョンを実現させるかが、リーダーの仕事です。
一人一人で仕事をしていれば、生まれなかった、成し遂げられなかったビジョンも、チームとして相乗効果を生み出すからこそ成し遂げることができるのです。
その際にとても重要なことは、チームのメンバーの「長所」を把握しているということ。
弱点ばかりが目に付くリーダーでは、チームを成長させ、ビジョンの実現に導くことは難しいのです。
・評論家である(口ばかりで実践しない)
リーダーの大切な姿勢として、「見本を見せる」ということがあります。
終わった後に、
「こうすれば良かったよね」
「俺はこう思っていた」
などと発言しても、何もチームのためにはならないどころか、メンバーからの信頼を失墜させてしまうのです。
リーダーは、見本を見せるという姿勢がとても重要であり、特に厳しいチームの勝負所でこそ、リーダーの“率先垂範”が求められるのです。
・何が正しいよりも、誰が権力を持っているかに関心を持っている
リーダーは、「正しいことは正しい」と言える姿勢がとても大切です。
正しく、公平に評価してくれるからこそ、メンバーは安心してリーダーについていくことができるのです。
逆に、
組織の権力バランスばかり気にしているリーダーでは、メンバーの信頼を勝ち得ることは難しいのです。
「あの人は、社長にばかり媚を売っている」
と思われていては、リーダーシップを発揮することはできません。
正しいことは正しい。
ダメなものはダメ。
凛とした姿勢が、チームのメンバーからの信頼を得るのです。
・真摯な人よりも、要領のいい人を重視する人
真面目で、真摯に取り組むけれど、少し時間がかかる人よりも、要領のいい人を重視してしまうことも危険です。
チームのメンバーは、リーダーがどんな人を評価するのかを見ています。
「要領よく、進めておけばいいんだ」
という、ムードがチームに流れると、誰も真面目に真摯に取り組むことをしなくなります。
“効率的で、楽な仕事をしたい”という空気感で充満してしまうのです。
もちろん、効果的な仕事の進め方などはとても重要です。
しかし、何を大事にして仕事に臨むのかという“姿勢”を、リーダーはチームのメンバーに伝えていくことが重要なのです。
・自分よりできる部下を認めることができない
「人が育たない」
というチームにあるパターンが、この部下を認めることができないという姿勢なのです。
「いつまでも、自分が一番でいたい」
「俺を認めてほしい」
という、リーダーが自分のことばかり考えてしまうので、部下が成長していることを認めることができないので、優秀な成長したメンバーから、チームを離れていってしまうのです。
リーダーが一番大事にしなくてはいけないことは、自分が認められることでは無く、チームが成長し、ビジョンを実現していくことです。
そのためには、メンバーの成長が欠かせません。
部下の成長を認められる姿勢が、チームの成長につながっていきます。
・仕事の目標が低く、成長意欲が無い
やはりリーダーは、
チームのメンバーから“一目置かれる”存在であることが重要です。
常に、自己研鑽を疎かにせず、目標達成への意欲も高い。
誰よりも、仕事に情熱的に取り組んでいるからこそ、「リーダーのために頑張ろう!」というチームのムードが作られるのです。
仕事への目標が低く、成長意欲が無い状態では、メンバーからの信頼を得ることはできないのです。
皆さんは、上記の“6つの姿勢”いかがでしたか。
リーダーとして、信頼される存在であるために、常に自分自身の姿勢を意識して行動していきましょう!