リーダーとして“継続する力”を身につける”3つの視点”

2016年4月20日

・継続するには“技術”が必要。

・いきなり始めるのではなく、続けられる仕組みを作る。

・継続するための3つの視点。

 

・継続するには“技術”が必要

 

「続けることが苦手なんです」

というリーダーの方も多くいるのではないでしょうか。

私も多くの場所で、皆さんにお聞きすると“継続することが苦手だ”という声を非常に多く耳にします。

 

目標を立て、行動し始めたとしても、いつも途中で辞めてしまう。

「私はダメな人間なんじゃないか…」

と思い、ついにはチャレンジすることも辞めてしまう。

こんな状況に陥っている人もいるかもしれません。
リーダー的立場のみなさんであれば、ご自身の目標達成のために継続することはもちろん、チームのメンバーの目標達成のためにも継続することがいかに重要かを感じていることと思います。

習慣化して、継続するには“強靭な精神力が必要”と思っている人も多いですが、実はそうではないのです。

大切なことは、続けるための“仕組みを知る”ということなのです。

 

・いきなり始めるのではなく、続けられる仕組みを作る。

 

実は、なかなか継続できない人には“共通点”があるのです。

私が見ていて、継続が苦手な方は“いきなり”始めてしまい、最初は気持ちも高まっているので何とか続けられるのですが、仕事が忙しくなったり、体調を崩したり、気持ちも下がってくると、「ま、いいか」と辞めてしまうのです。

一言でいうと「気合いで継続しようとしている」のです。

これでは、なかなか継続することは難しいことはみなさんも分かってもらえると思います。

 

そうでは無く、継続が得意な人は「継続するための仕組み」を考え、準備をしてからスタートするようにしているのです。

これはとても大事な視点で、“いきなり始めようとしない”ことが継続するためのとても重要なポイントなのです。

 

・継続するためのための3つの視点。

 

では、ここで“継続するための3つの視点”をお伝えします。

 

1.朝の時間を活用する

新しく始めることは「エネルギー」を必要とします。

慣れていないので、多くのエネルギーが必要なのです。

そして、人が一番エネルギーが高まっているのは“朝”です。

夜になると、「ランニングをしよう!」と思っていても、「ま、疲れたから明日で良いか」となりがちですよね。

大事な取り組みは後回しにせず、朝のエネルギーが満タンの時間を活用して、取り組みをスタートすることがポイントです。

 

2.行動を細分化する

 

ほとんどの人は“行動が大きすぎる”ので、上手く継続することができません。

例えば、「資格試験合格のための勉強を毎日頑張る!」という取り組みでは、何をすれば良いのかも、どこまで頑張れば良いのかも分かりません。

そして、人は変化を嫌う生き物です。

いきなり大きな取り組みを行うのは、非常にストレスがかかります。

継続しようと思っている行動を、ぜひ“細分化”してみてください。

例えば先ほどの、「試験資格合格のための勉強を毎日頑張る!」であれば、

 

・朝の通勤時に10分単語を覚える

・昼休憩に、5分時事問題を解く

・夜の帰宅時に20分テキストを読む

 

という感じです。

細かく、具体的に落とし込むことで、行動が明確になり、一つ一つの行動が小さいので、ストレスも少なくて済み、継続することができるのです。

 

3.周りの力を借りる

 

私が一番お勧めするのが、この“周りの力を借りる”です。

ほとんどの場合、継続できない理由の一番大きなものは「一人でやろうとする」からなのです。

人は上述したように変化を嫌う生き物です。

一人で行動しようと思っても、やはり“今まで通り”の状態に戻ってしまいやすいのです。

そうでは無く、周りの力(人や環境など)を利用することで、簡単に続けることができるのです。

例えば、

 

・コーチを付けて、日々行動を確認してもらう

・環境を変える(ジムに行く、チームに入るなど)ことで、やらなくてはいけない状況を作る

・試験や資格取得など、“期限が決まっている”ものに取り組む

 

という工夫をすることで、行動しなくてはいけない場に自分を置くことが重要なのです。
人が行動する一番シンプルなポイントは「背水の陣を敷く」です。

“やらなくてはいけない状況”

をいかに作り出すかが、継続するための大事なポイントになるのです。
皆さんもリーダーとして「継続する力」を身につけ、自身の目標、チームの目標を達成しましょう!