・目標達成には”自分を客観的に見る”ことが不可欠
・多くの人は自分を過大評価している
・現状を客観的に見るための”3つの視点”
目標達成には”自分を客観的に見る”ことが不可欠
「どうも良いところまでいくのに、目標達成できない」
という相談を、最近多く耳にします。
「いつも同じようなことで躓き、上手くいかないんです」
一生懸命に頑張っているのに、”あと一歩”の壁を越えられずに悩んでいる人が、非常に多く見受けられるのです。
目標達成には、3つの段階があります。
①実現したい、手に入れたい未来を描く。
②客観的に自己分析をし、必要な行動やリソースを導き出し、ゴールへの道筋を立てる。
③ゴールにたどり着くまで、継続する。
この3つが、目標達成の段階になります。
実は、目標を達成するステップは非常にシンプルなのです。
まずは未来を描くことから始まるのですが、実は90%近くの人は”目標を持っていない”のだそうです。
これは驚く数字です。
人が成長して、成果を手に入れようと思えば、目標無くしてありえません。
しかし、なんと多くの人は、日々”何となく”過ごしてしまっているだとか。
もし、”まだ目標が無い”という方は、まずは目標を立てることから始めてくださいね。
この記事を読んでいて、ビジネスで頑張っている方、特にリーダーとして頑張ろうと思っている方であれば、目標は立てていることと思います。
問題はここからなのです。
皆さんは、客観的に自己分析をしているでしょうか。
目標を立てても、自己分析しないのでは、ナビに目的地を入れても、どこからスタートするのかが分からない状態と同じなのです。
ナビは”現在地”が分かるからこそ、どうやって目的地に行けばいいのかが初めて分かるのです。
GPSが壊れて、”現在地”が分からなかったら、案内のしようが無いですね。
ゴールがあり、現在地がある。
だからこそ、どうやってそこに向かえばいいのかがはじめて決まるのです。
いかに自分のことを客観的に知ることが大事か。
”現在地の重要性”を、皆さんも感じていただけたと思います。
多くの人は自分を過大評価している
ここで大切なのは、”多くの人は自分を過大評価している”ということ。
実は非常に興味深い、研究があるのです。
「あなたは平均よりも、運転が上手ですか?」
という質問を、一般のドライバーに行った結果があります。
この結果に、何と「70%」の人が「Yes」と答えているのです。
上手いか下手かでいえば、本来結果は「50%」前後に落ち着くのが平均だと思うのですが、そうはなりません。
これを「優越の錯覚」と言います。
人の心理というのは”自分はできているはずだ”と、思いこみやすくできているので、このような結果になるのです。
現状を客観的に見るための”3つの視点”
チームを率い、成長させ、成果へアプローチしたいリーダーは、自分を客観的に見ることが必要です。
過信したり、さらには慢心したりしていては、適切な行動を取ることができなくなります。
私は、師匠である原田隆史先生から、自分自身を見間違わない”見立て”のポイントを、以下のように教えていただきました。
・厳しい人の意見にも耳を傾け
・思考と行動は常に記録に残し
・結果は人のせいにしない
(原田隆史・林檎の芯を見る)
耳の痛い、意見を言ってくれる師匠や先輩、親や仲間はいるでしょうか。
普段の行動は、日誌やチェック表で残しているでしょうか。
矢印を自分に向け、主体変容の気持ちで行動できているでしょうか。
私が常に気を付けているのは”裸の王様”になってしまうことです。
人は耳の痛い言葉を嫌います。
しかし、自分のことは自分よりも周りの方がよく知っているのです。
そして、人は自分のできていないところ、嫌なところを見ようとはしません。
だからこそ、”同じ失敗”を繰り返してしまうのです。
目標を確実に達成できるリーダーになろうと思えば、まずは自分自身を客観的に見ることが何より重要なのです。
皆さんも、自分自身を客観的にみる”3つの視点”を大切に、着実に目標を達成していきましょう!