リーダーは“体験”を語れ。

2015年5月7日

 

・リーダーは“体験”を語ることで、メンバーを行動に導くことができる。

・リーダーに求められているのは「正直さ」

・体験の伝え方の“3つのポイント”

 

・リーダーは“体験”を語ることで、メンバーを行動に導くことができる。

 

私たちが対話の中で期待しているのは、どこかで聞いたような情報ではなく、その人の“感想”や“思っていること”を聞くことです。

「その人ならでは」という話を聞いた時に、人は共感し、その人への信頼感も高まるのです。

 

リーダーは、チームのメンバーでは知りえないような「体験」を持っています。

そのような「体験」をメンバーに伝えることで、チームのメンバーは「私にもできるかも」「よし、やってみよう!」という、気持ちになっていくのです。

 

体験を語り、人を行動に導くということは、リーダーとして、とても重要なスキルなのです。

 

・リーダーに求められているのは「正直さ」

実は、大変興味深いデータがあります。

世界中の15000人のマネージャーを対象に行われた「優れたリーダーの特徴」というアンケートの上位3つは以下のようになっています。

 

1.正直である(87%)
2.前向きである(71%)
3.人を鼓舞する(68%)

(How leaders gain and lose it why people demand It)

 

このアンケートからは、知的であることや能力が優れていることよりも“正直”であることがリーダーには求められていることが分かります。

 

正直であることは、体験を伝える上で、とても大切なポイントになります。

なぜなら、あなたが何かを伝え、相手を行動させようとするときには、自分の体験を、“あるがまま”に伝えていくことが求められるからです。

 

「上手く動かしてやろう」

とか、

「小手先のテクニックで、何とかしてやろう」

という、気持ちはすぐに相手に伝わってしまうのです。

 

大切なことは、「体験」を正直な思いとして、相手に伝えていくことなのです。

 

・体験の伝え方の“3つのポイント”

 

では、リーダーは、具体的にどんなことに気を付けて「体験」を伝えればいいのでしょうか。

体験をメンバーに効果的に伝えているリーダーには、共通した“3つのポイント”があるのです。

 

①場面を再現する

・実際にあった場面や行動などを、客観的事実として伝えている。

 

②変化を伝える

・どんな行動をとったのか、何が変化したのか。その変化によって、何が具体的に起こったのかを客観的事実として伝えている。

 

③意味を伝える

・再現から変化を通じて、体験してきた出来事が、どのような意味を持つのかを、主観的な事実として伝える。

 

体験を効果的にメンバーに伝えるリーダーは、客観的事実と主観的事実の両方で「体験」を伝えているのです。

 

ここでのポイントは、①の再現と②の変化では、客観的事実として、具体的な場面が聞いている側にもイメージできるぐらい、鮮明に伝えることです。

その場のセリフや音、感じる空気感など、細かくイメージできる場面として客観的に伝えることです。

そして、その再現と変化を通じてどんなことを感じたのかを、主観的に伝えることが重要です。

 

人は、自分自身を正直に見せることで、信頼感を得ることができます。

「正直さ」

は、リーダーの身に付けるべき、大切な素養の一つなのです。