・公平性がなぜ、大切なのか。
・ぶれるリーダーでは信頼されない。
・誰に対しても、公平に関われるリーダーになるには。
公平性がなぜ、大切なのか。
リーダーシップの大切な要素として、「公平性」があげられます。
リーダーは、誰に対しても贔屓することなく、同じように評価することが大切になります。
人は誰しも、自分の行動に対して「認めてほしい」と感じています。
同じように仕事に対して頑張ったとしても、“あの人は評価されるけど、私の仕事は評価されない”と感じてしまっては、行動に対する意欲が下がってしまうのです。
これは褒められるときだけでは無く、叱られる時も同じです。
同じようなことをしていても、“私は注意されるけど、あの人は注意されない”となれば、「なぜ、同じことをしていても対応が違うの?」と不信感を与えてしまいます。
逆に、リーダーが誰に対しても「公平性」を持って接することで、「私のこともきちんと見てくれている」「行動すれば、しっかりと評価される」と感じてくれれば、自主的に行動してくれるのです。
「公平に評価する」
ということは、それだけでチームの自主性を高めるとても大切なポイントなのです。
ぶれるリーダーでは信頼されない。
先日のブログでも記事にしましたが、“人は「不安」があると行動せず、「安心」すると自主的に行動に移す”という習性があります。
ぶれるリーダーは、なぜだめなのか。
それは、チームのメンバーが「不安」になるからです。
同じことをしていたとしても、気分や感情で対応が違う。
「同じように取り組んだのに、怒られた」
「気分で指示を出している」
とメンバーが感じるようになれば、
「どうせ、やってもきちんと評価されないのだから、真剣に取り組むのはやめよう」
という気持ちになってしまいます。
そうではなく、
「これはOK!」
「これはダメ!」
ということを、はっきりさせ、ぶれないリーダーになることで、“きちんと評価してくれる”と感じ、チームのメンバーは「安心」して行動に移してくれるのです。
誰に対しても、公平に関われるリーダーになるには。
では、どうしたらぶれずに、公平に関われるリーダーになれるのでしょうか。
それは、「理念」を作ることです。
どんなリーダーシップを発揮するのか。
どんなチームを目指すのか。
自分自身の“軸”となる「理念」を構築し、明確にすることで、ぶれない公平性のあるリーダーになれるのです。
“なぜぶれるのか”と言えば、それは“行き当たりばったりで行動しているから”なのです。
先に決めておけば、迷うことなく判断できるのです。
判断する基準を決めるということは、リーダーとして、とても大事なことなのです。
「理念」の作り方に関しては、こちらのブログの記事を参考にしてもらうといいと思います。
この理念を作成し、最初にチームのメンバーと共有することが大事です。
そうすれば、
“何がOKで、何がダメなのかがはっきりする”ので、メンバーは「安心」して行動に移してくれるのです。
軸のぶれない、公平性を持ったリーダーとして、頑張りましょう!