・リーダーは自分がやりたいことが最初からできる訳ではない。
・”自分のこと”として物事をとらえられるかが大切。
・アカウンタビリティかヴィクティムかはチームの大きなポイントになる。
・リーダーは自分がやりたいことが最初からできる訳ではない。
組織に属したリーダーであれば、最初から自分が思い描く仕事やプロジェクトに取り組める訳ではありません。
むしろ、自分自身が「やりたいこと」、「価値を感じていること」に取り組めることの方が少ないのかもしれません。
だからと言って、「これはやりたい仕事ではない」と言っていては何も始まりません。
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リーダーシップとは、”自分自身”をリードすることから。
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でも記事にしましたが、リーダーとは、「よし、頑張ってやるぞ!」と、”まず自分をリードする”ことから始まります。
リーダーは、会社としてやらなくてはいけない目標などに対して、「自分のやりたいこと」として、自分自身のことととらえていくことが大事です。
・”自分のこと”として物事をとらえられるかが大切。
では、どすれば、トップダウンでおりてくる目標を”自分のこと”として捉えられるのか。
ここで大事なことは、リーダーは「目的」「目標」という視点を持つことです。
「目的」は、「的(まと)」、つまり目指すべきゴールです。
「目標」は、「標(しるべ)」、つまりゴールまでの道しるべということです。
つまり、「なんのために」という思いが大切なのです。その思いを実現するための
具体的な手段として、道しるべとしての目標があるということです。(原田隆史)
私の師事している原田隆史先生は、「目的1番」「目標2番」と仰っています。
私が教師時代、陸上競技部を指導していた時に、とても大切にしていたのが、この目的・目標の意識です。
目標は、「〇〇大会優勝!」「〇〇新記録樹立!」「〇連覇達成!」など結果が判断でき、できたかどうかがはっきりします。
しかし、目標だけでは人は動かず、チームとしての一体感も生まれないのです。
ではリーダーはどうしたらいいのか。
そこで、取り組んだのが「何のために」という”目的”を考えることでした。
「私は一体、何のために優勝したいのだろう?」
と考えたときに、
・一生懸命取り組む素晴らしさを伝えたい。
・“やればできる”という自信を持ってほしい。
・未来のリーダーとして、成長してほしい。
・学校、地域に夢を与えたい。
・子供たちの頑張りを見た保護者の方にも勇気と希望を与えたい。
など、多くの「思い」(目的)が見えてきたのです。
リーダーとして、チームを率いる皆さんには、「やりたくない」「言われたから」という目標もあるかもしれません。
しかし、そこで「何のために」という”目的”を考えてみることで、トップダウンの目標も、”自分自身のこと”として捉えることができるようになるのです。
・アカウンタビリティかヴィクティムかはチームの大きなポイントになる。
物事に対する主体的な姿勢を「アカウンタビリティ」といいます。
そうでは無く、被害者的な姿勢のことを「ヴィクティム」といいます。
チームのムードは、リーダーがアカウンタビリティなのか、ヴィクティムなのかに大きく影響されます。
ここで大事なことは、どんなに素晴らしいビジョンを描くことよりも、リーダーが目標に対して、目的意識を持ち、アカウンタビリティに取り組む姿勢を見せることが大切であり、チームのメンバーのアカウンタビリティに大きな影響を与えるのです。
チームはリーダーの姿勢に大きく影響されます。
チームのメンバーの姿勢は、自分を移す鏡なのです。
リーダーである、みなさんは「何のために」という目的を常に意識し、アカウンタビリティを持って取り組んでいきましょう!