・リーダーは “一目置かれる”存在であることが大切。
・“一目置かれる”4つのマインドセットとは。
リーダーは “一目置かれる”存在であることが大切
「人はルールには従わないが、ムード・オーラには流される」
(原田隆史)
「何を伝えるかでは無く、誰が伝えるかが重要」
何度も、こちらのブログでもお伝えしましたが、リーダーは「一目置かれる」ことが何より大切です。
“あの人の言うことであればやってみよう”
“リーダーが言うのであれば、その通りだな”
と、チームのメンバーに思ってもらえるかが、チームをまとめリーダーシップを発揮する上で、とても重要なのです。
いかに、素晴らしいリーダーシップのスキル・ノウハウを学び、実践しても、
「あの人の言うことはやりたくない」
と思われていれば、理想のチームを作り上げることは難しいのです。
リーダーは、「一目置かれる」存在であることを、常に意識して行動していくことが、理想のチームを作る“大きなカギ”となります。
“一目置かれる”4つのマインドセットとは
では、リーダーは、どうすれば「一目置かれる」のか。
私は師事している原田隆史先生より、以下の4つの視点を教えて頂きました。
———————————————————–
・主体変容
・率先垂範
・ハンズオン指導
・本気のすさみ除去
———————————————————–
この4つを“マインドセット”として、普段から意識して行動することで、「一目置かれる」リーダーになります。
主体変容
「自分が変わることで、周りが変わる」
松下幸之助翁の言葉ですが、まずは自分が気付き、行動に移すことが大切です。
人はどうしても、「あいつが悪い」「会社のせいだ」など、“周りのせい”にしてしまいがちです。
しかし、いくら周りのせいにしても、何も現状は変わりません。
人は変えられるのは“自分”だけです。
まずは自分に気づき、行動を変えていくことで、周りが気づき、行動が変わっていきます。
率先垂範
何かをチームに求めるのであれば、まずリーダーは、率先垂範で取り組まなければなりません。
「時間を守りなさい」
と言いながら自分は遅刻しているようでは、誰もリーダーの言葉に耳を傾けなくなってしまいます。
言葉で伝えただけで行動に移してくれるほど、簡単なものではないのです。
「さすが、◯◯さんは自分が一番取り組んでいるな」
という“本気の姿勢”“ムード・オーラ”が伝わるからこそ、人は行動に移すのです。
ハンズオン指導
一番苦しい、厳しい状況でこそ、リーダーは責任を持って指導に当たらなければなりません。
普段は、権限移譲して任せる部分ももちろん大切ですが、何か“一大事”の時には、リーダーが矢面に立って取り組むことが大事です。
「私は知らないよ」
という姿勢では人はついてきません。
「ここは私に任せなさい」
という一番苦しい、誰もが嫌な場面で率先垂範できるからこそ、チームのメンバーは、リーダーに「一目置く」のです。
本気のすさみ除去
———————————————————–
リーダーが押さえておくべき、“リスクマネジメント”の原理・原則
———————————————————–
こちらの記事でもお伝えしました、「ハインリッヒの法則」の通り、1つの大きな事故には、27の小さな事故があり、その背景には300のすさみがあります。
リーダーは、この“すさみ”を常に無くし、整理・整頓された職場、学校、家庭にしていくことが大切です。
人は目に見えるものに大きく影響を受けます。
綺麗な場所にいれば、心もきれいになり、汚れた場所にいれば、心も汚れていきます。
リーダーは、チームのメンバーの心がきれいで、素直に前向きに行動できる心の状態を本気の姿勢で作っていくことが大切です。
素晴らしいスキル、ノウハウだけで、チームをまとめられる訳ではありません。
大事なことは、「何を伝えるかではなく、誰が伝えるか」です。
「主体変容」「率先垂範」「ハンズオン指導」「本気のすさみ除去」
をマインドセットとして、常に意識し、「一目置かれる」リーダーになっていきましょう。