“軸をぶらさない”リーダーになるための「理念」作り

2015年1月13日

・リーダーに求められているのは“ブレない姿勢”

・ブレない姿勢は「理念」から生まれる

・理念の作り方の“3ステップ”

 

大事なのは“ブレない姿勢”

「厳しくした方がいいでしょうか?、優しくした方がいいでしょうか?」

今度リーダーになる人、あるいはリーダーになりたての人から、

上記のような質問を多く受けます。

 

「褒めることが大事」

「叱る大切さ」

 

など、世の中には多くの意見がありますので、

学べば学ぶほど迷ってしまう人もいるかも知れません。

 

褒めることと叱ることは

“どちらも大事”

であり、それについては、


『リーダーが知っておくべき、“褒める”と”叱る”の「バランス」』

http://is.gd/Ot1owT


 

こちらの記事を読んでもらうと良いのですが、

実は、

“褒める”と“叱る”のどちらが良いかよりも、

もっと大切なことがあるのです。

 

 

それは、“ブレない姿勢”。

 

 

部下や生徒、チームのメンバーがリーダーにもとめているのは、

「一貫性」

なのです。

 

「昨日と言っていることが違う」

「あの人と私に対して、対応が違う」

 

という“ブレている”姿勢が、

「不信感」を高めてしまいます。

 

リーダーは、

「褒めると叱る」のバランスも大事ですが、

もっと大事なことは、

“ブレない姿勢”を貫くことなのです。

 

ブレない姿勢は「理念」から生まれる

では、

どうしたら“ブレない姿勢”を作れるのか。

 

それは、

リーダーとしての「理念」

です。

 

理念とは、

その人が一番大切にすべき、

“行動の軸”

になります。

 

一体、何を大切にしているのか。

何を目指そうとしているのか。

どんなチームにしようとしているのか。

 

多くの思いがリーダーにはありますが、

大事なことは、

「形にして、コミットしている」

ということなのです。

 

リーダーとして、どんなチームを作るのか

皆さんは、メンバーにコミット(宣言)しているでしょうか。

 

「私は、こんなチームを作ります!」

 

とコミットすることが、

全てのスタートになり、

大事なことは、

「形にしている」(紙にしている)

ということです。

 

それによって、

チームのメンバーは、

何を基準に頑張れば良いのか、

どこを目指すのか、

などが明確になり、

“安心して”

活動することができるので、

成果にも繋がっていくのです。

 

理念の作り方の“3ステップ”

 

理念の作り方には色々ありますが、

ここでは、

「ロジックツリー形式」

をお勧めします。

プレゼンテーション1_01

このように、

階層化して考える際に、

とても有効な表現方法です。

 

【理念を考えるステップ1】

このロジックツリー形式で理念を考える場合、

一番左の「A」の所は、

リーダーである皆さんが目指す、

・チームの理想像

・育成したいスタッフ像

など、

最終的なゴールやビジョンが入ります。

 

 

【理念を考えるステップ2】

そして、

次の「B」のところには、

Aを実現するための“柱”を考えます。

・チームワーク

・専門的スキル

など、

何を軸すれば、

最終的なゴールやビジョンが実現できるかという、

“行動指針”を考えるのです。

 

 

【理念を考えるステップ3】

最後に、

「C」のところには、

「B」の柱として、“具体的に何をすれば良いのか”という、

“行動指針”を示していきます。

「チームワーク」という行動指針であれば、

 

・毎朝、出勤したら名前を読んで挨拶をする”

・何かをしてもらったら「ありがとうございます」と笑顔で感謝の気持ちを伝える”

 

と考えていきます。

 

この“3ステップ”を活用して、階層ごとに考えていくと、

プレゼンテーション2_01

このような形で、

リーダーとしての「理念」が出来上がるのです。

 

そして大事なことは、

リーダーは、

この理念を構築したら、

自分自身が

“率先垂範”

で行動することです。

 

「リーダーが一番頑張っている」

という本気の姿勢こそが、

チームをまとめる一番大事なポイントになりますからね。

 

ぜひ、

「理念」を作り、

“軸のブレない”リーダーを目指しましょう!