スピーチで思いを伝えるための“5つの視点”

2015年1月15日

・ただ話せば“思い”が伝わるわけでは無い。

・心を打つ“話し方”、「5つの視点」

・スピーチの時間だけが大事なのではない。

・ただ話せば“思い”が伝わるわけでは無い。

リーダーの皆さんには、

「伝えたい“思い”」

が溢れるほどあるはずです。

 

しかし、

 

「分かってくれない」

「行動してくれない」

 

など、

“思いが伝わっていない”

と感じているリーダーは、非常に多いと感じます。

 

まず、

私達が知っておかなくてはいけないのは、

 

「人は、自分に一番興味があり、
人の話を聞くのが好きな人は少ない」

 

ということです。

 

リーダーは、

“傾聴”

と呼ばれるような、

「聴く力」

が大切です。

 

しかし、

リーダーは、

いつもいつも“聴く”ばかりではありませんので、

チームのメンバーの前で、

「伝える」

場面も多いはずです。

 

そこで大切なのは、

「伝え方」

になります。

 

もちろん、溢れるような“情熱”があってのことですので、

そこは間違えないようにして下さいね。

 

・心を打つ“話し方”、「5つの視点」

 

そこで、

相手の“心を打つ”「5つの視点」をお伝えします。

 

1.信頼される

「信頼される」ことは、非常に大事な視点です。

「何を話すか」よりも、「誰が話すか」の方が大切であるとは、

よく言われることです。

 

信頼されるには、

・服装を“期待される”服装にする(人は相手に“あるべき姿”を期待しています)

・時間を守る。

・挨拶は自分からする。

など、

スピーチ以外のところが非常に大切になってきます。

 

 

2.ムード作り

「人はルールには従わないが、ムードには流される」

原田教育研究所の原田隆史先生に教えて頂きましたが、

ムードの持つ“影響力”は大変大きなものです。

 

ここで大事なことは、

一度できたムードは、なかなか変えることはできないということです。

 

リーダーが常に意識しておくことは、

「話を聴こう」と思ってもらえる“ムード作り”が大切です。

 

ポイントは、

「時間を守る」

「整理・整頓などの環境を整える」

「挨拶、返事などをしっかり行う」

などの“ピリッ”とした空気感を作り上げることです。


3.誠実さ

も非常に大事なポイントです。

 

「この人は、信頼にあたる人だろうか?」

という問いを、

人は常に問い続けています。

 

上手に話すスピーチのテクニックも大切ですが、

それよりも、

真剣に、情熱を持って伝えることを、

リーダーは、忘れてはいけないのです。

 

“緊張”していることも、

恥ずかしいことではありません。

大事な話を、真剣に伝えようと思えば、

大なり小なり、緊張するのはあたり前です。

 

緊張していることは、

聴く側が“真剣に伝えようとしてくれている”と感じ、

リーダーの“誠実さ”を感じるのです。

 

4.尊敬、敬意、愛情を持つ

「どうせ、みんなには分からないだろう」

という気持ちは、すぐに相手に伝わります。

 

“自分は軽く見られている”

という感覚は、人は非常に鋭いのです。

 

何かを伝える時に大切なのは、

「相手に期待する」

ということです。

 

尊敬や敬意、愛情など、

「この人達ならやってくれる!」

というような気持ちを持つことが大事なのです。

 

 

このような期待感を持って関わることを、

「ピグマリオン効果」

と言いますが、

人は関わる人の“期待”に応えようとすることで、

成長し、成果が生まれていくのです。

 

5.ユーモアを大切に

やはり、

“ユーモア”

も大切です。

 

聴く側は、

話す側が思っている以上に、

「緊張」

しています。

 

場を見た時に、緊張が強いなと感じれば、

「ユーモア」

を入れることも非常に大切です。

“笑顔”

は、お互いの距離を縮めます。

 

「何か面白いことを言おう」

ということでは無く、

「この場を大切にしようと思っているんだな」

という思いが、伝わることが大切なのです。

 

・スピーチの時間だけが大事なのではない。

 

「何を話すか」よりも、「誰が話すか」

何度もお伝えしますが、

ここが、とにかく大事なポイントです。

 

 

どんな良いことを伝えても、

「あの人の話は聞きたくない」

と思われていれば、

チームのメンバーが、行動に移してくれることはないのです。

 

メンバーは“普段の行動”を良く見ています。

「あの人の話を、ぜひ聞きたい!」

と思われる関係性を築いていくことが、

リーダーとして、

チームをまとめるのにとても大事なポイントとです。

 

チームのメンバーとの関わり方には、

こちらの記事もお勧めです。

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リーダーが知っておくべき、“褒める”と”叱る”の「バランス」

http://is.gd/Ot1owT

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“5つの視点”

を意識して、ぜひ思いを存分に伝えていきましょう。