リーダーとして学んだことを”アウトプット”する際の押さえるべきコツ

2016年8月1日

・学んだことは、アウトプットすることが重要。しかし…

・アウトプットする際の“コツ”とは?

・シンプル・イズ・ベスト

学んだことは、アウトプットすることが重要。しかし…

リーダーである皆さんは、会社の研修やセミナー、書籍を読んだり、交流会に参加したり、多くのことを学んでいることと思います。

「これは非常に素晴らしい学びだ!ぜひチームのメンバーに伝えよう!」 と思い、学んだことを伝えたことも多くあるでしょう。

しかし、反応はいかがでしょうか。

 

 

思ったような反応が得られず、せっかく学んだこともほとんど役に立たないことがほとんどなのではないでしょうか。

 

 

学んだことは“アウトプット”することが何より重要です。

知識は誰かに教えた時に、自分自身の能力として身に付きます。

みなさんも、そう学んだからこそ、学んだことを伝えているのに、なかなか行動してくれない。

どうも上手く行かないことが多いのではないでしょうか。

 

これには訳があり、“アウトプット”する際にはコツがあるのです。

 

アウトプットする際の“コツ”とは?

学んだことを“アウトプット”する際には、ただ伝えればいい訳ではないのです。

まず、皆さんが知っておくことは、現場で学んだみなさんと、“また聞き”のチームのメンバーでは「温度差」が全く違うということです。

 

専門の講師の方は、その道ではプロフェッショナルです。

思いもあれば、実績・経験もある。

だからこそ、聞いているみなさんは「なるほど!そうだったのか!」と共感もするし、「よし、やってみよう!」という思いにもなります。

しかし、チームのメンバーはその講師の先生から聞くのではありません。

伝え方も、皆さんではプロの講師の方とは違うかもしれません。

だからこそ、アウトプットの方法を工夫することが、非常に重要なのです。

 

アウトプット”する際には、まず自分自身が「実践」することが大前提です。

自分が取り組んでもいないのに、メンバーには「やってみろ」という姿勢では、なかなか行動にはつながりませんね。

そして、実践したのちに意識することは「シンプルに伝える」ことです。

 

シンプル・イズ・ベスト

私は師匠である原田隆史先生に教えられたのは、「シンプル・イズ・ベスト」という言葉でした。

私の指導信条の一つは「シンプル・イズ・ベスト」。 ノウハウやスキルは、いくらでも複雑で難解なものにできると思いますが、私は、もっとも大切なことを、できるだけ多くの人に取り組んでいただけるようにシンプルに、と心がけています。(原田隆史)

リーダーがチームのメンバーに伝える際に、特に気を付けなくてはいけないのが「シンプル」であるということです。

学んだことを、ただそのまま伝えるのでは、現場で忙しいメンバーにはほとんど伝わらないのです。

そうではなく、学んだことを実践し、感じたことや現場をイメージして「シンプル」に伝えることが、学んだことをアウトプット”する際の大切なコツなのです。

 

チームのメンバーはいつもやるべきことが多く、迷います。

あれもこれもというリーダーでは、メンバーも迷ってしまい、成果にはつながりません。

このようなリーダーは、まだまだ指導力が甘いです。

そうでは無く、“これだ!”という本質を突く“シンプル”な取り組みを、いかに徹底できるか。

 

リーダーとは、“反復連打”こそが何より重要な姿勢なのです。