・リーダーとして頑張っているが、上手くいかずに悩んでいる。
・あれもしなくちゃ、これもしなくちゃで常にいっぱいいっぱい。
・自分を変えるとは○○を整理すること。
リーダーとして頑張っているが、上手くいかずに悩んでいる
「どうしてみんな思ったように取り組んでくれないんだ」
「私にばかり言われても・・・」
「リーダーになったら、急に周りの態度が変わって冷たくなった」
こんな経験、リーダー的立場の方であれば、皆さん一度は体験したことがあるのではないでしょうか。
“リーダーとして頑張っているのに”
思ったように成果につながらない、チームが一致団結してくれない、という悩みはリーダーにとって、大きな悩みになりますね。
あれもしなくちゃ、これもしなくちゃで常にいっぱいいっぱい。
「リーダーになったから、今まで以上に頑張るぞ!」
こういう気持ちはとても重要です。
がしかし、何をやっても思ったようにいかない。
“あれもしなくちゃ”
“これもしなくちゃ”
で、頭がパンクしそうだ!という思いにもなるのではないでしょうか。
リーダーが取り扱う問題は、一筋縄ではいかない問題がほとんどです。
何か手法を変えれば上手いくシンプルな問題ではなく、複雑に問題が絡み合った問題がほとんどなのです。
例えば、
A:売り上げが上がらないのは、HPのデザインが悪く、商品の魅力が伝わらないから⇒HPのデザインを見直したら売り上げが上がった!
B:チームの一体感が無い⇒一体感という言葉も人によって違いがあるし、そもそも一体感が必要だとどれだけの人が思っているかも分からない。さらに一体感を高める手法も良く分からない。
Aのような、シンプルな原因であれば、解決手法を見つけ行動すれば、問題を解決できますが、Bのような、複雑な問題の場合、何からどうすれば良いのかが非常に分かりにくいのです。
複雑に問題が絡み合った問題は、時間や手間がかかります。
ここで一番私が大事だと思うのは、リーダーであるみなさんが、疲れてしまわないこと。
「こんなにやっているのに、どうして上手くいかないんだ」
という、不安に押しつぶされて、リーダーとして上手くいかなくなってしまっては元も子もありません。
ここで大事なことは、“頭の中を整理する”ことなのです。
自分を変えるとは○○を整理すること
どうしても人は上手くいかなくなると、矢印(意識)を外に向け始めます。
「あの人が協力してくれないからだ」
「会社の体制が悪い」
など、外的要因に上手くいかない理由を求めようとするのです。
しかしどうでしょう。
いくら外に原因を求めたところで、ほとんどの場合改善されたり、何かが変わることは無いのです。
リーダー的立場の方は「主体変容」という姿勢が非常に大切です。
“自分を変えることで、周りを変える”
松下幸之助翁の言葉ですが「人生の幸福は、主体変容がもたらす」とも仰っています。
「自分を変える」
というと、“自分が悪いのか”と考えてしまう人もいますが、そうではありません。
自分を変えるとは「自分にできること、できないことを整理すること」なのです。
そして、自分にできることに集中し、“今ここ”の意識で物事に取り組む。
これこそが「主体変容」というリーダーの姿勢なのです。
ここで私がお勧めする方法をお伝えします。
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・悩んでいる、不安に思うことを、紙にどんどん書き出してみてください。
・この際に、“付せん”を使用するといいです。
・「自分がコントロールできること」だけを選び、取り組みましょう。
・「自分がコントロールでいないこと」は“捨てて”しまいます。
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これだけですが、非常に心が“スッキリ”するはずですよ。
人は“自分ではどうしようもできないこと”に気持ちが向くと「不安」になります。
そうではなく、“自分ができること”にいかに集中するか。
これこそが、リーダー的立場の方が目指す「主体変容」の姿勢なのです。