・私はリーダー向きではないからという人へ。
・人はなりたい自分になることができる。
・「アズ・イフの法則」
私はリーダー向きではないからという人へ。
「私はリーダー向きではないんです」
「あまり人を引っ張るタイプじゃないから…」
リーダー的な立場にいる方でも、上記のような言葉を口にされる人も多くみられます。
チームをまとめるリーダーには、色んなタイプがあります。
“グイグイと周りを引っ張るタイプの親分肌のリーダー”
“縁の下の力持ちのように、周りを立てるタイプのリーダー”
“あまり感情を表に出さず、冷静に分析するタイプのリーダー”
どれが正解で、どれが間違いということはありません。
ここで大事なことは、リーダーシップには色んな形があり、まずは“自分がどうしたいか”という「あり方」を決めることが重要だということです。
どうしても人は、どう在りたいかという自分の軸を忘れて、どうしたら良いかという手法に走りがちです。
まずはあなたがどうしたいのか。
チームのために、どうありたいのかをを考えることが重要です。
人はなりたい自分になることができる。
「そう言われても、厳しいリーダーになりたいと思うけれど、私は言えないタイプだから…」
という声も良く聞きます。
確かに気持ちも分かります。
でも、ここでとても重要なことをお伝えしますね。
それは、人は“なりたい自分になることができる”ということです。
皆さんが理想にする、目指したいと思っている上司や先生、
憧れるような経営者、芸能人、
カリスマと呼ばれるような人でも、
みんな、なろうと思ってそうなっているんだということなのです。
誰しもが、最初からカリスマだったわけでは無く、なろうと思って現在の姿があるのです。
人は、なりたい自分になることができるのです。
「アズ・イフの法則」
アメリカ心理学の父、ウィリアム・ジェームズは以下のように語っています。
「なにか美点を身につけたいときには、すでに備わっているように行動すればよい」(ウィリアム・ジェームズ)
この思想を理論化したものが「アズ・イフの法則」(リチャード・ワイズマン)と言います。
あなたが“こうなりたい”“こんなリーダーになりたい”と思えば、そのように振る舞うことで実際にそうなっていくのです。
「まるで~のように行動する」
なりきることの重要性は、非常に大切なのです。
皆さんが目指すリーダーの振る舞いにはどんなものがありますか?
“言葉遣い”や“服装”、“態度”や“表情”など、細かく書き出してみてください。
そこから、まず自分ができるものを一つずつ行動に移してみてください。
私が特におすすめなのは、「服装」です。
“外見を変える”というのは、それだけで大きな効果があります。
皆さんが理想とするリーダーの方と同じ上着を着てみるとか、眼鏡をイメージする眼鏡に変えてみるとか、何かを行動する、変えていくことで、なりたい自分に近づいていくのです。
私も小さなころは人前で話すことが苦手で、引っ込み思案な少年でした。
しかし、現在のように人に関わり、勇気や元気を与えようと思えば、私が弱気な姿勢を見せていてはダメなのだと気づき、それから、どんな自分になりたいかを考え、行動してきたのです。
なりたいリーダー像に近づくために、まずは何を行いますか。
行動によって、未来は変わっていきますからね。