リーダーとして、成果を出す“準備力”の高め方。

2015年12月14日

・プロを育てる「準備力」

・予測力と準備力が、あなたのリーダーシップをさらに効果的にする!

・準備力の高め方

 

・プロを育てる「準備力」

 

プロとは、自分で決めた通りの結果を出す人のことである(原田隆史)

 

私は、師匠である原田隆史先生http://harada-educate.jp/)に、「準備力」の大切さを教えていただきました。

ほとんどの人は、「ま、何とかなるだろう」という楽観的な予測で物事に取り組み、「大変なことになった」「これは困った」という悲観的な対応に追われます。

しかし、プロフェッショナルと呼ばれる、いつも成果を出す人達は、「これも準備しておいた方が良いな」「万が一の時を想定しておこう」と悲観的に予測し、当日は何事もなく進むので、楽観的な対応で終えることができるのです。

 

ほとんどの人は、「事前準備」で手を抜こうとして、失敗します。

一部の成果を出すプロフェッショナルは、「事前準備」を徹底して成功するのです。

 

いかに、準備力を高め、物事に取り組めるかが、リーダーとしてのあなたのパフォーマンスに大きく関わってくるのです。

 

・予測力と準備力が、あなたのリーダーシップをさらに効果的にする!

 

100の仕事に200の準備(原田隆史)

 

とも、原田隆史先生からは教えていただきましたが、物事に対して、どれだけの準備をできたか。

「準備力」が、その人のパフォーマンスに大きく影響するのです。

 

ここで重要なのが、「予測力」と「準備力」です。

 

目標に向けて行動していく中で、どこがハードルになるのか。

障壁になるところはどこか。

上手くいかないとすればどこなのか、などを、事前に予測しておくことが重要なのです。

 

非エッセンシャル思考の人は、条件に恵まれたケースを前提として予定を立てようとする。希望的観測に従って生きているのだ。
エッセンシャル思考の人は、思わぬことは起こるものだと知っているから、あらかじめ何かが起こることを想定して予定を立てる。万が一に備えてバッファをとり、予定外のことがあってもペースを取り戻せるようにしておくのだ(エッセンシャル思考)

 

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」(グレッグ・マキューン)

という書籍の中に、上記の文章が出てきます。

“上手くいくはずだ”という根拠の無い計画で取り組むのと、“上手くいかないこともあるはずだ”という、慎重な姿勢で取り組むのでは、その後の行動に大きな差が出ることはイメージできるはずです。

 

いかに予測し、いかに準備できるか。

ここにリーダーシップの大きな鍵があるのです。

 

・準備力の高め方

 

では、具体的にどうやって「予測力」と「準備力」を高めていけば良いのか。

その方法をお伝えします。

 

1.ゴールを決める

 

皆さんが達成したいゴールについて、目標を立てます。

目標とは、「期日」(いつまでに)と「成否を判断できるもの」(具体的な数字など)が必要です。

さらに、“何のために行うのか”という「目的」を考えることがとても重要です。

 

2.計画を立てる

 

ゴールを決めることができたら、そこへたどり着くための“計画”を立てましょう。

“いつ、どこで、何を、誰と、どれぐらい行うか”

という「5W1H」の視点で、細かく細かく計画を立てることが重要です。

 

3.障壁となりそうなハードルを予測

 

ゴールが決まり、計画を立てました。

普通であれば、「さあ、頑張るぞ!」でスタートなのですが、それではいつもと同じで、途中で挫折してしまいます。

ここで大事なことは、“どこで自分は壁にあたりそうか”“どこがハードルとなって、上手く進みそうもないか”という予測をし、準備を先にしておくのがポイントです。

 

ここで考えるポイントは、「過去」の経験です。

一つは自分自身の「過去」から考えてみましょう。

 

・どんなところで失敗したか。

・どこでいつもつまづいているか。

 

などを、書き出してみることで、自分自身の傾向をつかむことができます。

 

あるいは、同じようなプロジェクトを会社でしているのであれば、

 

・どこが一番のポイントだったか。

・何で一番困ったか。

 

を先にヒアリングしておくことで、何が障壁になるかが予測できます。

 

4.問題点を予測し、最善の準備をする。

 

問題点が予測で来たら、先回りして、最善の準備をします。

ここでもポイントは過去の経験から得ることです。

 

・自分が困難な場面をどうやって乗り越えてきたか。

・以前のプロジェクトでは、どのように対処してきたか。

 

など、

予測される問題点の解決策を先に予測し、事前に準備してしまうのです。

 

例えば、

 

・売り上げを達成しようとする際に、スタッフが足りなくなり、お店が回らなくなって、売り上げ目標が達成されない。

 

という、問題点が予測されれば、

 

・事前に近隣店舗にお願いしておくことでスタッフを確保しておき、忙しい時期でもシフトが順調に回せ、目標達成できる。

 

という、準備を考えることができるのです。

 

 

「プロとは準備力」

皆さんも、予測力と準備力を高め、確実に成果を出せるリーダーとして活躍していきましょう!