“717時間”の使い方。

2021年2月3日

「教育を通じて人と組織の”ビジョンの実現”に貢献する」

TEAM-VISION
ビジョンプロデューサー、井坂です。



週末は、
“富山”⇒“大阪”
と出張で、
総移動距離にすると、
約「700km」でしょうか。

充実した時間を過ごさせていただきました。

土曜日は、
富山での「富山本気塾特別講義」1日目を。
日曜日は、
大阪で「原田隆史の還暦講座“原田イズム”」3日目を。

たまたま、
どちらも“3時間”の講義時間となっております。

みなさん熱心です。
積極的です。
素晴らしい姿勢です。

ただ、
ここからが本質といいますか、
大事なところですが、
やはり、
同じ講義を受講している人でも、

“差”

が出ます。

突き抜けた成果を出す人もいれば、
そうでない人もいる。

当然私たちは、
みなさんに成果を出して欲しい、
目標達成して欲しいと思い、
講義を行っています。

でも、差が出る。

その「差」とは、
一体、何に原因があるのか。

私は、教師時代、
今から16年前に原田隆史先生に出会いました。

当時の「東京教師塾」にて、
原田隆史先生の講義を受講させていただきました。

最初は、

「講義を受ければ、自分が変わる」

と思っていました。

“講義を受ける”

ことで、
自分の人生が変わると思っていたのです。

だからこそ、

“行くことが大事”
“参加すればOK”

という思いで取り組んでいました。

しかし、
あまり成果が出ないのです。

そんな時、
講義で原田隆史先生から、
このようなお話がありました。

「松虫中学校では、5年で日本一が13回生まれている。
 練習時間も短い。
 公立中学校なので、地域の“普通”の中学生が日本一になる。
 その“秘密”を知ろうと多くの人が練習を見学に来る。
 でも、日本一になれない。
 なぜだと思う?」

確かに。

同じような練習をしても、
日本一には届かない。
それどころか、地域で一番になることも難しい。

“なぜだろう?”

とても不思議でした。

原田隆史先生は、
こう教えてくれました。

「多くの人は、練習の“2時間”が大事だと思っている。
 でも、練習を頑張るのは普通。
 どこもやっている。
 私たちは違う。
 練習以外の“22時間”を大事にしているから、
 日本一を連発できる」

“なるほど!”

と思いました。
だからこそ、「心・技・体・生活」なのか。

“生活”

というキーワードが、
なぜ、入っているのか。

大きなヒントがそこにはあったのです。

月に1回の講義、“3時間”の講義であれば、
24時間×30日として「720時間」
講義を抜いた、
残りの「717時間」の使い方が、

“大きな差”

を生んでいる。

講義を真剣に受けるのは当たり前。
そこでは差はつかない。

大事なのは“講義以外の時間”


なのです。

講義で教えてもらうのは、
スキルやノウハウです。

それを、
残りの時間で、どのように実践するのか。

そこに、
大きなヒントがあるのです。