・どんな人材に育ってほしいのかが明確であることが大切。
・人材のモデルを育成することが、人が育つ仕組みの重要なポイント
・どんな人材に育ってほしいのかが明確であることが大切
私が、多くの職場などで「人がなかなか育たない」という悩みを聞く時、共通する原因があります。
その一つが、「どんな人材に育てばいいのかが明確で無い」ということです。
特に、実際の職場で「このAさんのようになってくれたらありがたい」という“モデル”がいることがとても重要になってくるのです。
“モデルを育てる”ことは、チームの人材教育にとって、実はとても大きなポイントなのです。
多くの職場を見て来て、多くのスタッフは非常に真面目で頑張って仕事に取り組んでいます。
「成長しよう!」という意識も高い場合も多いのですよ。
しかし、上記の言葉の通り、リーダー的立場からみると「育っていない」と感じている。
でも、現場は一生懸命頑張っている。
この“ギャップ”が、お互いのストレスになってしまっているのです。
経営者などのリーダー的立場の人は、
「もっと頑張れよ!」
と思っているし、
現場のメンバーは、
「どうすれば良いんですか!」
と思っているのです。
これは、なるべき姿、目指すべきゴールが明確で無く、お互いに共有されていないから起きてしまうんですね。
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『“軸をぶらさない”リーダーになるための「理念」作り』
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こちらの記事でも書いていますが、まずは目指すべきゴールを明確にしめすこと。
そして、「Aさんを目指そう!」と思えるような、目指すべきモデルを育てることがとても重要なのです。
・人材のモデルを育成することが、人が育つ仕組みの重要なポイント
私は、師事している原田隆史先生に、「生き方モデル」という考え方を教えていただきました。
現代では、多くの情報が飛び交い、ともすれば、どう生きるのか、どう進んでいけばいいのかを見失いがちです。
チームでも同じで、「この職場は将来、そこへ向かうのだろう」「私たちは、どうすれば良いのだろう」という“不安”が、チームをバラバラにさせてしまう。
私自身も、クラブ運営で悩んでいた時に、人生やチームの方向性を示す「生き方モデル」が必要だと教えていただいたのです。
私は、以前のブログの記事でも紹介してきたとおり、まずチームを再建するために「理念」を作成しました。
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『“軸をぶらさない”リーダーになるための「理念」作り』
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“こんな人材を育成したい”“こんなチームになろう!”
まずは、このゴールイメージが大切なのですが、それだけではまだチームのメンバーからすれば鮮明にイメージが描き辛い。
ではどうするか。
その理念を“体現したモデル”を育成することで、その後のメンバーは、「あの先輩のようになればいいんだ!」と、やるべき行動が明確になっていくのです。
最初の1人、2人を育成するまでは非常に時間も労力もかかります。
もちろん、最初にモデルとして見本になるのは、リーダーである皆さんであり、皆さんの成長が、チームのパフォーマンスに繋がっていくのです。
「見本を見せる」
ことは、人を育てようと思った時に、何より大切なポイントになるのです。
ぜひ、“生き方モデル”を意識して、チームのモデルを育成してください。
チームが面白いように変わっていきますよ!