チームを活性化させる“5つの仕組み”

2015年6月8日

・目標を決めるだけでは、行動は続かない。

・行動を継続させるには“仕組み”が必要。

・行動を継続させ、チームを活性化させる“5つの仕組み”

 

・目標を決めるだけでは、行動は続かない

 

「何を決めても、いつも最後まで続かないんですよね」

こんな悩みを持っているリーダーの方は非常に多いのではないでしょうか。

 

「目標が大事だ!」

ということは分かるけれど、何を決めても最後まで続かない。

“継続できない私たちは、ダメなのかも…”

と自信も失い、チームの活気もなくなってくる。

このような状況は、リーダーであれば、誰しもが直面する場面かもしれません。

 

その一方で、しっかりと決めたことを継続することで成果を出し、活き活きと活発に行動してしているチームもあるのです。

この差は何か。

それは、「仕組みの差」なのです。

 

 ・行動を継続させるには“仕組み”が必要

 

実は、目標を決めただけでは“行動を継続することは非常に難しい”のです。

人は、基本飽き性で、続けることが難しいという習性があります。

こちらのブログにも書いていますが、

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『メンバーの行動量は“リーダーの関わり方”によって決まっている』
http://team-vision.jp/blog/kakawarikata-272.html

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メンバーの行動に対してリーダーが“どのように関わるか”で、その後の行動は決まっているのです。

 

チームでも同じで、適切な“仕組み”を作って関わることが、行動を継続する大事なポイントになるのです。

「何もしなければ、行動は続かない」

ということを、リーダーは知っておくことが何より大切です。

 

・行動を継続させ、チームを活性化させる“5つの仕組み”

 
では、リーダーはチームのメンバーに、どのように関わっていけば良いのでしょうか。

その“5つの仕組み”をお伝えします。

1:ゴールを明確にする

やはり、最初は“ゴールセッティング”から始まります。

この時に大切なのは、「具体的な目標である」ことが大切です。

チームのビジョンや想いなどの「目的」も大切ですが、それに加えて、成果がはっきりする“目標”を設定することが行動につながります。

それにより、目標達成のために何が必要なのかという具体的な行動が明確になります。

ほとんどの場合、なぜチームのメンバーは行動しないのかと言えば、“何をすればいいかが明確で無い”からなのです。

 

“具体的目標”と“目標達成のための具体的な行動”

この2つがまずは大切です。

 

2:行動をチェックする

「チェックする」というと、嫌がる人がいます。

「私は信頼しているから、そういうことはしない」

という方もいますが、そのような人はチェックの意味を間違っています。

実は、チェックとは「褒めるためにする」ものです。

 

“今日もできているね!”

“毎日、行ってくれてありがとう!”

 

というように、できたことを褒めることが“チェックする”ということなのです。

チェックすると感情的になったり、地道な取り組みを見逃さないという利点もあります。

リーダーは、日々行動に対して「チェック」して“認める”という意識がとても大切です。

 

3:フィードバックする

行動に対しては、絶対に「フィードバック」が必要です。

なぜ、行動が続かないのか。

それは“やらせっぱなし”だからです。

 

何か行動させようと思えば、その行動に対してフォードバックは欠かせません。

“人は関わりを求めて生きている”ともいわれます。

フィードバックという“関わり”が無ければ、行動を続けることは難しいのです。

 

先ほどの2で書いたチェックも「フィードバック」の一つと言えるでしょう。

行動に対して“見ているよ”ということを伝えているわけです。
さらに、成長という視点でいえば、フィードバックには2つの視点が欠かせません。

それは、

 

・客観的な視点を与える。

・どうすれば成長できるかのヒントを与える。

 

です。

 

良く、「日報を書くのが嫌だ」という声を聴きますが、ほとんどの場合上司が、ただ部下に書かせているだけだからなのです。

日報を書くのであれば、その日報に“客観的視点”と“成長へのヒント”をコメントし、フィードバックしなければならないのです。

 

私は、教師時代にクラブの部員が毎日「日誌」を書いていました。

3年間1000日の間、ほとんどの生徒が欠かさず日誌を書きますが、なぜ続けられるのかと言えば、私が毎日赤ペンでフィードバックするからなのです。

リーダーが“どこまで関わるか”によって、人は行動し、成長するかが決まるので、フィードバックはとても重要な視点です。

 

4:認める(承認する)

その人の行動を「承認する」ということは、とても重要なポイントです。

先ほど紹介した、

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『メンバーの行動量は“リーダーの関わり方”によって決まっている』
http://team-vision.jp/blog/kakawarikata-272.html

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のブログにも書かれていますが、人は行動に対して“認められる”ことで、行動を増加させていきます。

何かを行動したとしても、何の反応も無いと「これって意味があるの?」と行動をやめてしまいます。

 

「今日もありがとう」

「いつも綺麗にしてくれているね!」

「営業の数字が増えて、頑張りが伝わってくるよ」

 

など、多くの承認の機会をリーダーは持つことが大切です。

 

この際のポイントは、「その場で、公平に、頻繁に」です。

タイミングを逃さず、行動に対して公平に、そして数多く承認する。

この姿勢がリーダーにとってとても重要なのです。

 

5:モチベーションアップの工夫をする

ある程度、行動が続けられるようになっても、やはり人は長く続けていくうちに“飽きて”きます。

場面によりますが、1か月も続ければ、人は飽きてくるのだそうです。

 

その際に、承認の方法を工夫したり、リーダーからだけでは無く、チームのメンバー同士で関わりを増やすなど、行動を続ける工夫が必要です。

あるいはチーム対抗の表彰グランプリなどを設定しても良いかもしれません。

 

そのためにも、何かに取り組む時は、続けるための“シナリオ”を描いてから始めることが重要なのです。
今回の“5つの仕組み”を活用し、活気のある成果へアプローチできるチームを作りましょう!